うつくしい人

life

うつくしい人、という本を読みました。

私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っている限り

印象に残るフレーズでした。

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夕暮れの帰り道、
駅に向かう道で、向こうからセーラー服の中学生が歩いてきました。
やけにその姿が清々しく見えて、美しい、と思いました。

次の瞬間、自分自身が中学生だったころを思いだし、
その次の瞬間、娘が中学生になった姿が脳裏に浮かび

長い年月が一気に自分の中を通り過ぎた、そんな気がしました。

そうしたら、その道を歩いている
赤ちゃんを抱っこしたお母さんが
仕事帰りの疲れた顔したおじさんたち
みんな、昔は中学生であり、赤ちゃんだった、
そんなことを思ったら、その光景が美しく見えた。

中学生の私と今の私は違うのか同じなのか。
私の感覚ではほとんど変わっていなくて、ほぼ同じのような気がする。

一応大人の一人の女性として
あれこれ悩む私は
何にも中学生の頃と変わっていなくて。

だから

たぶんこの先、死ぬ瞬間まで
ずっと、私は私なんだと思う。

他の何者かになるのは、あきらめたほうがよさそうね。
私は、いつまでも私である
それをしっかり受け入れることが、
「ブレない私」ってことなんじゃないかな。

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