ステップファミリー の物語

stepfamily

考えることと感じることって違う。
私は最近、考えてばかりで、
意識しないと感じることをお休みしがちだと気づいた。

時に、私は文章が書けなくなる。ぴったりとした表現ができなくてもどかしい。

ここ数年、小説よりもビジネス書や実用書を読んでばかりで
小説をあまり読んでないなと気づいた。

それで、「感じること」を取り戻すために、小説を読もうと決めた。

これは、ステップファミリー の物語。

連れ子が一人づついる夫婦と
新しく姉妹になった2人の
4人家族。

なかなか、仲良くなれない姉妹。
夕食の「鍋」は、毎回ギクシャク。

新しい「お母さん」はほっこりとする優しさ
前の「お母さん」はきゅんとなる優しさ

寂しい気持ちは、夜に降る雪のよう。
朝起きたら銀世界になっていた、みたいな。

家族それぞれの感情の描写が繊細で、
こんな表現を目にするのは、久しぶりで、
心の中の動いていない部分が動いたーー
そんな気がしました。

・・・・

我が家もステップファミリー 。

些細なことで、怒ったり機嫌を損ねる思春期の娘が1人。

ある日、夫に髪を乾かしてもらっている娘が
何か偉そうな言い方で夫に言っている。
夫はそれに、ふんわりと返す・・・

次にあまりにもひどい言い方をしたら
ガツンと言うぞ!と私は娘の言葉に耳をすます。

ところが、次の言葉は、
「ね、ね、明日は私も起きるから、一緒に朝ごはん作ろうよ〜」
なんて、夫に話しかけている。

・・・・・

ある日、娘が私に聞く。
娘「ねえねえ、お父さんとケンカとかしないの?」
私「しないよ。」
娘「なんで〜?」
私「もし私がイライラしてても、お父さんはふんわりと受けとめるから、
そもそもケンカにならないんだ」
娘「あ〜確かに。お父さんのそういうところ、いいよね」

・・・・・

家族は、少しずつ作られていくもの。
心が近づいたり、離れたり、それの繰り返しで。
私たちも、ゆっくり、家族になっていこう。

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