体に力を入れ続けていたシングルマザー時代の私

singlemother

生まれて初めて鍼を体験しました。

なかなかよかったです!

鍼の先生から言われたのは、
とにかく体を緩めてくださいということばかり。
鍼には限らないのかもしれませんが、
東洋医学の先生は、問診で、それはそれはいろんなことを聞いてきます。

病歴、今の生活スタイル、食事とか睡眠とか…は普通かな。

子どもの頃の家庭環境
それが変化した節目
仕事のこと
家庭のこと
(こんなことまで…!)

他の理由で鍼を受けることにしたのですが、
施術後、肩こりが見事に消えていることにびっくり。
肩こりがない状態って、こんなだったんだ!!って。

なぜこんなに体を緩めろといわれるんだろう?

シングルマザー初期の頃の、こんなことを思い出しました。

離婚後就職してしばらくたってからのこと。
ある朝、通勤途中、若いお父さんが赤ちゃんを抱っこしていました。
それを見た私は膝から崩れ落ちそうになるのを感じました。
本当にへたりこむわけにもいかず、持ちこたえましたが、
体に力が入らなくなりました。

子から父親を奪ってしまった、
と自分を責めながらも、私にできるのは、まずは働いて稼ぐこと。
まだ1歳にも満たない娘を保育園や両親に預け、ひたすら働いていた頃でした。

もちろん保育園で若いお父さんを見る事は何度も何度もありました。
週末の公園にもたくさんいますしね。
当時は、そういったお父さんや家族連れを見るのがいやで、
なるべくなら避けていましたし、
そういう場に行っても
敢えて周りを見渡したりせずに過ごしていました。

若いお父さんを見るたびに膝から崩れ落ちるわけにもいきません。
知らない間に私は体に力を入れ続け、常に体をこわばらせていました。

そうでないと、笑えなかったから。 

確かに、シングルマザーとしての10年間私は常に力を体に入れていました。
それは家庭環境やプライベートのことを私には聞かないでといったバリアでもあり
父と子の幸せそうな光景を見ても、そんなこと気にしない!と自分を振るい立たせるための手段でもあり
寂しさを感じないように、元夫への怒りに転化することでもあり。

私1人で育てなきゃいけないだから、
稼がなきゃいけないし、職場でも評価されなければならない。
そして、お父さんがいないから…と言われないように、子どもはちゃんと育てなきゃいけない
教育も、両親揃っている普通の家庭と同じレベルで受けさせなければ
そして、私は、この子を父無し子にさせた責任をとって、
子ども最優先で生きなければならない

と、それはそれは
勝手に自分で自分を縛り付けて生きていました。

さすがに、鍼の先生にはここまでは話しませんでしたが、
その先生曰く、
体の臓器はいろんなことを記憶している、と。
要は、長期間にわたる緊張状態による臓器への負荷が、
今も残っているという意味なのでしょう。

体を緩めるために、いったいどうすればいいのかわかりませんが、
自分の心地よさを追求してみようかと思っています。

着心地の悪い服を我慢して着ない

足が痛くなる靴を履き続けない

花屋に寄って帰る

仕事中、ときどき深呼吸する

このくらいのことから、始めてみようかと思います。

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