その言葉の奥にある思いは

life

娘が塾から帰って…なんだか不機嫌。

やれやれ…と思っていたら 
もう塾イヤなの、と言う。

こういうとき、私は「そうなんだ」って言う。
(「そうなんだ」はいい言葉です!)

塾がイヤ⁈
一体、いくら払ってると思ってるの?
今までのことを無駄にするの!?
は絶対NG。

娘の本心が見えなくなってしまうから。
反射的につい言ってしまいそうなセリフはすぐには言わない。

塾の始まる時間が早いから学校から帰ってから休憩する暇がない(毎日じゃないんだし・・・)
公文みたいに好きな時間に行きたい (それは無理じゃないの?)
塾の勉強が難しい (あたりまえだって!)
小学校の友達と別の中学はイヤ (受験しなくても、学区の関係で、ほとんどの子とは別の中学になるよ)
塾のせいで、やりたいことをする時間がない (やっていいよ。やればいいのに。それに、本当に時間ない?)

まあ、いろいろなことが次々と出てくる。

そして、話は思わぬ方向へ。

「知ってる子がいない中学に行ったら新しい友達ができないかも」という。

「どうしてそう思ったの?」

「私の歯の色が変だから」

娘の前歯…エナメル質形成不全で部分的に白く変色しています。

歯のこと誰かに言われたわけでもないらしい。
小学校でも、歯のことでいじめられたこともないと言う。

でも、もしも、歯の色が変だから一緒のグループになりたくないとか、
歯の色が変だから気持ち悪いとか、
そういうことを言う人がもしいたら、
そういう子とは、友達になる必要はないんだよ、
誰とでも仲良くする必要はないんだよ、って私、言っちゃった。

塾通いが疲れるからイヤ、から始まった娘の話を、よくよくきいてみると、思いがけない歯の話になり…

過去、何回か歯医者には相談したことがあります。
変色した部分を削って、そこを人工的に埋めて、元の歯と同じような色を塗るといった治療しかないけれど、エナメル質形成不全とはいえ健康な歯を削ることは、
歯科医師としてやりたくない、と。
私も同意。

歯のことはどうか、乗り越えてほしい。
そして、その歯のことがあったからこそ、強く優しくなってほしい。
大丈夫、将来のあなたのパートナーは、その歯も含めてあなたを愛する人であるはずだから!

数日後。
娘の仲良しのお友達Yちゃんの話をしていて、娘が言う。

”Yちゃんは親友なの。なんでかって言うとね、前に、私のこの歯、
「どうして白くなってるの?」って聞かれたんだけど
その時に「その歯、かわいい」って言ってくれたの。
でね、私めっちゃ嬉しかったの。”

よかったね。確かに、かわいいかも。
ほら、もしかしたら、爪にマニュキアするのとか、耳にピアスしたり
お化粧するのと同じことかもしれないね。

自分が気にしていることって意外に他の人は気にしないものだよ。
高須先生の名言「人は欠損に恋をする」を伝えようかと思ったけど
その時はやめておいた。

ママはね、面長の顔が昔からすごく嫌だったの。
丸顔の人がうらやましいんだ。
あと、本当はもっとぱっちりした二重まぶたになりたかった。

でも、お父さんは多分、今の私の顔でいいって言ってくれると思うんだけどね!
ってちょっとノロけてしまった。

さて、娘の塾はどうするか?
すぐに結論出さずに、もう少し考えてみる。ということになった。

子どもの言う言葉は、表層的なところだけ見て対応しないほうがいい。
その奥にある本音はなんだろう?
本当の問題はなんだろう?ってちょっと意識すると
子どもの話も落ち着いて聞けるかも。

そりゃあ、いろいろ思うところはある。
シングルマザー時代から、娘の教育費は無理をしてでも捻出してきた。
中学受験どうするか。
子どもの問題でもあるけれど、まさに、私自身の在り方が問われているなと思ったできごと。

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