ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。(ダイアログ・イン・ザ・ダークのサイトはこちら)
3年ほど前に、こちらの代表理事の志村季世恵さんの講義を受ける機会がありました。
そこで、志村さんの著作を何冊か読み、
いつか行こう・・そう思っていましたが、8月に閉館との知らせを受け、
今行かねば!と思い、家族の分もチケットを予約しました。
娘には何と説明していいかよくわからず、
暗くて、お化けのいないお化け屋敷みたいなところで、結構楽しいところみたいだよ、いい経験になるから、とりあえず一緒に来て!と言いました。
8人のグループで、1人のアテンドのもと、暗闇でいろいろな体験をします。
公園の遊具で遊ぶ、ベンチに座る、橋を渡る、キャッチボール、カフェで一休み…
2人組になって、背中合わせで座って対話をする、という経験もしました。
暗闇なので、対面だろうが、背中合わせだろうが、全くわからないのですが、
背中合わせで話すと、声の振動が背中を伝ってダイレクトに胸に入っていくような気がしました。
私は4年前からコーチングセッションを継続して受けています。
再婚して今の家に暮らす前は、夜ひとりになれる場所は無く、
娘が眠りに落ちた暗闇の部屋で、パソコンやスマホの光が漏れないように毛布などを被せて、ひっそりとセッションの時間を過ごしていました。
娘が起きやしないか、いつもヒヤヒヤです。
明るい部屋で、気兼ねなくセッションができたらいいのにと、ずっと思っていましたが、
暗闇は決してマイナス要因ではない、ということを知りました。
視覚以外の感覚が優越的になるから。
人の体温がものすごく安心感をもたらすものになり、
人の声が大きな情報となり、進むべき方向を知らせてくれる。
近くにいる人と、カフェでお菓子の交換までして、楽しんでいる自分。
人見知りの娘が、全くの初対面の大人に話しかけている。
暗闇は、視覚のない不自由さではなく、なぜか自由を感じた空間でした。
今思うと、苦肉の策だった、私の暗闇でのコーチングセッションの時間は
視覚を遮断することで、私自身が発した言葉が他の情報に邪魔されることなく
自分自身の耳に入れることで、今言ったことは、本当に自分の本心なのか?
ちょっとずれていないだろうか?と自問自答するのに適した環境だったのかもしれません。
大事な対話のとき。
家族や、大切な人との大事な話。
コーチングセッションも然り。
ちょっと灯りを落として、薄暗い中で話すと
より、ダイレクトに伝わる気がしました。
そうそう、デートは薄暗いお店がオススメって言いますが、理にかなったことなんだな、って思います。
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