あきらめること。「本当は、赤ちゃんがほしい」

life

先日、橋本病と診断されたことを書きました。そのとき書いたように、別にショックではありませんでした。

ただ、病院を出てから考えたことは、
「2人目の赤ちゃんは、あきらめたほうがいいのかな」
でした。

妊娠と甲状腺ホルモン値は関係が深いから。

妊娠できない原因を完全に取り除けば妊娠できるわけでもない。
ましてや私は40歳。

婦人科疾患もある。40代半ばになったら、ひとつ、卵巣摘出の予定もあります。
もう、さすがに厳しいだろう、と。

そんなとき、

時々、私が読んでいる、漢方薬剤師の堀江さんのブログ

まさに自分が考えていたことが書いてありました。

「あきらめたほうがいいのかな」って、でも、どうしたらあきらめられるんだろう?

子連れ再婚して、夫の両親が、孫の誕生を望んでいるのはわかっていました。

でも、夫の両親はそれを口に出したり、面と向かって私にそのことは絶対に言わない。

もしかしたら夫はいろいろ言われているのかもしれないけれど、

私の耳に入らないようにしてくれているみたいで、

私は本当に幸せだ、と思います。

 

「赤ちゃんをあきらめたほうがいいのかな」

あきらめるって難しい。

私には、10年前に産んだ娘がいる。

1人いるんだから、それだけでも神様に感謝しないと。

って、自分に言い聞かせればあきらめられるのか?

例えば。

ハワイに行ったことがある。でも、ヨーロッパにも行きたい。一度ハワイに行ったんだから、感謝してあきらめなさい。

ってのと、何が違うんだろう?

せいぜいあと1年くらいは、「本当は赤ちゃんがほしい」という気持ちは、持ち続けていいんじゃないかと思いました。

堀江さんのブログにも書いてあった。

自分の気持ちを無理に葬り去る必要はない、って。

高度不妊治療はしないって、私たちはもう決めている。

2人目の赤ちゃんがほしいという気持ちは無理に否定せず、

その気持ちを、小さなかわいい箱に入れて、

少しずつ胸の奥へ奥へとしまっていくようなイメージ。

その箱はたぶんずっと持ち続けて、いつか忘れられたらそのまま。

卵巣をひとつ失った、未来の私なら

その箱はもう見えなくなるほど小さく見えるのかもしれない。

大丈夫。

私がこの先、2人目の子どもを授からないとしても、

「私は幸せである」と決めたから。

 

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