誇りさえ失わなければ、次の世界へ行ける

work

とてもきつかった仕事がひと段落しました。
この一か月は徹夜、休日出勤、深夜残業で
心身共に、かなり消耗しました。

深夜のタクシー帰り、
なんとも言えない気分で、外の景色を眺めていました。
私、1番大事にしたい家族を大事できてないなぁ、と
重たい体をシートに沈めながら考えていました。

徹夜明け、仮眠してから再び出勤しようとしても
体が動かなくて、
午後も休みます、と電話をかけたり。
パソコンで文章を打ち込みながら、知らないうちに涙が出てきたり。

こんなにキツい働き方はいつもじゃないし、たまにだから、
って言い聞かせて
無事仕事を終えることに力を注いできた。

でも、昨日、気づいたのです。

私は、薬学を学んで、その知識を使って
この10年、ここでの仕事を誇りを持ってやってきた。
なかなか仕事ができなくて怒られてばかりの時代もあったけれど。
でも、その誇りがあったから、この仕事を続けてこれた。

私の仕事の、遠い先には患者さんがいて、
最終的には患者さんとその家族の幸せにつながる仕事をしているんだと思って
それが、今この仕事を続けている理由であり
それが、私の仕事に対する誇り。
それは、純粋に
「苦しんでいる人のために役立ちたい」
という昔からの私の願いそのものだった。

でも逆に、その誇りさえ失わないならば
必ずしも、同じ場所に居続けなくても良いのだと。

そろそろ、次の世界を見たい。
いや、次の世界に行こう。

挑戦する私こそが私なんだ。

私が同じ場所に居続けるのはなぜなのか?
ここを去ることは、
仕事の誇りを失うような気がしたからなのかもしれない。

ひょっとしたら
一部上場企業に勤めることで得られる安定や肩書きという
うすっぺらいものを握りしめているのかもしれない。

そんなことに気づいて、私の胸の中がざわめいた。

あなたが、同じ場所に居続けるのはなぜ?

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