今日は、自分が再婚前に済んでいたマンションの理事会でした。
このマンション、シングルマザー時代に一大決心をして私が購入したマンションです。
もちろん、住宅ローンはまだまだたくさん残っています。完済予定時の私の年齢はなんと70歳です。(!)もちろん、繰り上げ返済はするつもりですが。
当時、育った実家に出戻っており、そこから通勤していましたが、通勤時間が長く、残業も多かったので、平日私は子どもと過ごす時間はほとんどありませんでした。
保育園の迎えなどは、私の両親のどちらかにお願いしていました。
私はこの子を父無し子にしてしまった、私は母親業すらまともにできていない。かといって、仕事がデキるバリバリの女性でもない。
そんなふうに、自分を責めながらも、どうにか自分の人生を切り拓きたいと思っていたころでした。
母親として、子どもと一緒の時間がもっとほしい、それには、通勤時間を縮めよう、そう思ってより職場に近い場所にマンションを買おう。
そうしたら、万が一のことがあっても子どもに住居が残せる。そう思っての決断でした。
そうして無事に住宅ローンの審査も通り、いよいよ新しいマンションに移り住むことになりました。
当然ですが、他の世帯は、私と同じ世代の夫婦が大多数。
マンションの説明会や、理事会や、出席するのは世帯主である旦那さんがほとんど。女性の世帯主は私だけでした。
予想はしていましたが、なんだか理事会は居心地が悪くて
かといって、他の「奥様方」には「あの人旦那さんいないのかしら?」と思われているんだろうな。と、人の目を気にしているようじゃまだまだ私はシングルマザーとして覚悟ができてないんだろうなと思っていました。
年月は経ち、徐々に私自身も状況も変わってきました。
あんなに居心地が悪かった理事会が、今では平気になりました。
どうして平気になったのか?
シングルマザーである自分を認められるようになったからです。
確かに、完全・完璧な自分ではないけれど、そのときそのときで、私はベストと思われる選択をし、がんばってきた。
その時間の積み重ねが自分にはある。
そう思えるようになったのです。
苦手だったものがそうでもなくなったことはありますか?
あるのなら、おめでとう!自分を褒めてほしいです。
中野かや