大事なものって何?モノを捨てない父、モノを捨ててきた私。

life

亡くなった父は、モノを捨てない人でした。

昨今の断捨離ブームもよそに、本当に物を大事にする人でもあり
とにかく「捨てない」人でした。

家電製品でも何でも直してしまうので、
傘やドライヤーやら、なかなか新しいものに買い換えられなかったりもして。

一緒に暮らしていた時の、娘の保育園の給食献立表や
どこかでとってきた木の実とか
あとは、父自身の昔の学生時代の文化祭のパンフレットまで…

そして、たくさんのダンボールからは、
幼い頃、私が父に書いたお手紙やら、プレゼントの手縫いの小さな巾着袋や
私の書いた絵、私の作文などが本当にたくさん出てきました。

そんな父。とにかく、捨てない人なのに
大事なものであるはずの、「お墓の権利書」が見つからない。

母が家中を探しても探しても出てこない。
お墓のある霊園に電話すると、再発行料として一万円かかる、とのこと。

これだけ探してもないんだから、仕方ないね、再発行してもらおう、と話していました。

数日後、父が遺したダンボールの中を整理していた母から連絡があり、
お墓の権利書が発見されました。

箱には「いろいろな紙など」と書かれていて
コピー用紙やきれいな包装紙や色紙、色画用紙などとともに、紙製のファイルが入っていましたが
その中にお墓の権利書が!

父にとって大事なものは、お墓の権利書よりも、
私が子どもの頃に書いた手紙や、絵や、工作だったのよ、
と母から言われて私は泣き笑い。

父とは違って、私は比較的モノはどんどん処分できる人。
同じバツイチの友人と”「男」捨離”と言って笑ったこともある。

1度目の結婚の時の指輪は「コメ兵」に売却しに行ったり
離婚して出戻った時には、それまで持っていた自分のものはほとんど処分せざるを得なかった。
好きなCDも、本も、一生大切にすると思っていたはずの、最初の結婚式の写真も、全て。

自分のモノは捨てられるけど
お父さんの大事なものを、私が捨てるのは、さすがにつらいよ・・・

私のものがたくさん詰まった段ボールの中に、
私が小学校1年生の頃の宿題が入っていました。

それは、私の名前の由来について書かれたものでした。

お父さん。
モノを全てとっておくことはできないけれど
あなたの愛情の集大成が私の名前だと思っています。

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